バトテニTOP>>長編テキスト(1日目)>>029『取捨』




「…でもさ。2つ、約束して。」

大木の下、少年は笑ってそう告げた。
「1つ。自分で決めた道がどんな結末になっても後悔なんてしないで。」
「2つ。なんか辛い事があったらこの木に来て、なんか刻んで?おれ、ここに来て、それに返事書くからさ。」
少年はわかっていた。
恐らくこの2つ目の約束は2度と果たされず、2度と会うことも無いだろう、と。
しかし、言って少年は微笑んだ。
瞳から涙が溢れでて前が見えない。しかし、それでも告げずにいられない。
「…絶対、なにかあったら言ってよね。約束っ!!」
右手を握り締めて、小指だけを立てる。指きり拳万のポーズ。

「…あぁ、絶対に守る。」

そして、お互いの小指が闇の中でからみ合った。
跡部は思う。そう、これが本来あるべき少年―――ジローとの関係だったのだ。







BATTLE 29 『取捨』











「………。」

PM22:00。
先ほどまで人がいた気配があるのに、どこを見てみても無人の建物―――灯台。
その奥の部屋、木製テーブルに置かれた手紙に、
跡部は自分の選択がどのような結果を産んだのかを無言で悟っていた。

「馬鹿野郎。」
それは明確な離脱と決意。
あれほど『1人になるな』、『勝手に行動するな』と言っておいたのに。
しかし彼はそのどちらもを無視して今、この島のどこかで仲間達に対し牙を向いているのだろう。
紛れもなく、人を殺す、その為に。
「萩之介の奴……勝手にいなくなりやがって。」
”彼”―――滝の暴走。
これもまた、跡部にはこのプログラムの開催同様、事前にわかっていることの1つであった。
だから、止めようと思えば止めれたのだ。
少なくとも事前に打合せしていたこの灯台に1人で直行し…”彼を殺せば”間違いなく止められた。
―――しかし、跡部は今、1人ではない。

「………」
思い返す黄色頭。
そう。今、自分には大切な仲間が居る。
自分と萩之介の死闘を黙って見過ごすことなど到底出来ないだろう、筋金入りのバカが居る。
『…お前は俺が『ゲームに乗る』と言っても尚、ついて来るか…?』
ジローがついてくると言った時。
ジローを試しながら同時に跡部は自分を試していた。
それはつまり、『ジローが苦しむと明らかにわかっている状況にあえて彼を連れ込む覚悟があるか』という決意。
しかし、それは愚問だった。
愚問だったからこそ、跡部はジローの返答に関係なくジローの同行を許した。
(表面上はジローは『大丈夫』と言ったが、跡部からすれば本気でそう思って言っているとは思えなかった)

『俺は一人でも多くの奴に生き延びていてもらいてぇんだ。ジロー、お前にもな。』

…あの時の台詞は今も昔も自分の本心だ。
故に、介入せずに黙る選択肢を持たないジローを(こちらの希望関わらず)連れて行けばどうなるのか。
火を見るより結果の明らかなその選択肢を選べるほど自分は冷酷には徹せなかった。
しかし突き離しきれるほど、ジローの事を淡白に見る事もまた、自分にはできなかった。
そして、決意を力づくでねじ曲げ滝を殺そうとだけ考えられるほど跡部は滝に対しても冷たくもなれなかった。
だからこそ、跡部は第3の―――滝が暴走などしない選択肢に希望をかけたのだが。


その結果は今、ここにある
『 バイバイ 跡部 』 とだけかかれた荒紙に集約されている。



―――全ては自分の甘さゆえの結末だ。
この戦いも、そしてこの結末も全て、自分の行動の結果として存在している。
だから、自分は数時間前のあの時、ジローと別れたことを後悔しない。
萩之介を放置して移動させたこともまた、 後悔しない。
それが多くの悲しみと仲間の死を生み出したとしても、決して自分は逃げない。
逃げてはいけない。
それが自分の罰。皆をこのプログラムに巻き込んでしまった大罪に抗う唯一の方法。
…そして、それがこんな自分が今現在生に執着している唯一にして最大の理由でもあるから。

「………。」
思わず見た右手の小指。
気のせいなのか、ほのかに暖かい感覚がする。
「…馬鹿だな。俺。」
ジローとの指切。子供同士の曖昧な約束。
取り決めた約束を破ったからと言って実際に針を千本飲まなければいけないという訳ではないし、
法に引っかかるといった訳でもない。あってもその2人の信頼関係が崩れる程度。
そんな不確定要素の強いものにすがっている俺は実は馬鹿を通り越して、すでに末期なのかもしれない。
それはジローもお互い様か。
「ここまで馬鹿だと…コイツを使う事もないかもな。」
そして、右手から動かす視線。
右から左へ。ポケットから取り出した、銀色の小ぶりの銃は月の光を浴びて曇りのない輝きを持っていた。
俺の右手がジローから得た希望に満ちているならば、左手は大人から渡された絶望を抱えている。
左手はあの幹部―――吉田の野郎に持たされた、全てを打ち砕く力。

「………………DP-S513。」

機械音のように淡々と呟く。
『狙えば確実に殺せる…それがこの銃の能力。』
今回のBRの為だけに政府で極秘に作られたらしいこの銃についての詳細は
数週間前、吉田の部下とかいう奴に一度聞かされただけだったが、すぐに覚えてしまった。
「(…コレを引くときがあるんだろうか…)」
ジローに向けた時のように片手でそれを構えて…トリガーに左手を置く。
銃を俺の手の大きさに合わせているのかは知らないが、相変わらずそれは手に良くマッチした。
その一致ぶりに苦虫を噛む。
「………。」
このゲームが始まって初めての銃の構え。
トリガーに指をかけることもしなかったジローの時とは違う、撃とうとする意思を持った構え。
政府からの強制練習をうけたそれは傍目には非常に様になっていただろう。
「………………っく。」
しかし、いつもラケットを振りまわして十分に付いているはずの筋肉はその精神的重量に無意識に震える。
いくら政府の兵士に指示されても結局できなかった、その部分。
”狙えば殺せる”のだ。一撃の重要度は他の銃とは比べ物にならない。
「……はぁ。」
ため息。後、天井を仰ぐ。
『絶望』を宿した右手は重力に引きづられてぶらりと垂れたが、その手に握る重さは抜けない。
銃が『殺せ』と暗示をかけている。
全ての仲間を消し去るだけの力は潤沢にあるのだと告げている。


―――死神が、俺を呼んでいる。


「お前は迷う俺を笑うか?」
…ジローの、大木の元に戻ろうと決めた。
別れてからかなりの時間がたっていた。ジローがそこにいる保証はない。俺が戻れる保証もない。
しかしここで『希望』を捨てるのは余りにも辛い。
「あの時から…殺すことも守ることもできない俺を、お前は笑うか?」
ジローは言った。
『跡部の為なら宍戸と対峙することも厭わない』と。
「………。」
そういや、『離れろ』と言って人が離れて、本当に一人になった事はなかったなとここで思う。
常に自分の隣には樺地がいた。そして、宍戸とジローが騒いでいた。
そのうち鳳や、岳人、萩之介が来て。 忍足が来て…敗戦を経て成長した蒼い王国。
一丸となって敵に立ち向かう、氷のエンペラー。
宍戸の件もあって『お仲間ごっこ』と揶揄されもしたが、それは間違いなく自分が望んだ究極の形だった。
―――だからこそ、俺も孤独を知らなかったのかも知れない。
…だからこそ、本当に一人になる苦しみを知らなかったのかも知れない。

「………。」
灯台を出た。
向かうのはエリアC-4。
ジローと別れたその場所、大木の下。
道すがら跡部は一人づつ仲間達の頭の中に浮かべては消した。
ジロー。宍戸。萩之介。鳳。岳人。忍足。樺地。そして置いてきた他の部員達。
そして跡部はあえて最後に回していたその人間の名前を口にする。

「後は………日吉か。」

―――日吉、若。
正当に行けば氷帝の次期部長になる筈の、最も野心に溢れる男。
氷帝全員で生き残りたいという願いは捨ててはいないが…もし会ったなら。
彼が自分の命を捨ててでも『下克上』を願っていたのなら。

自分は近いうち、彼と殺り合わなくてはならないかも知れない。




*****



ほぼ同時刻。エリアD-5。
人に出会えない状況に苛立ちを感じながらも日吉はよく目立つ部長を探していた。

「(…このまま会えずにオレは死ぬのか…?)」
学校を出てからの今日一日、誰かに会えた記憶がない。
普通会いたくないと思う相手に会ってしまったというのは不運と言う部類になるのだろうが、
望んでいても尚会えないのも不運か。
舌で口内を一巡りさせて唾液を使って渇きを僅かに潤し、唇の端を噛む。
誰とも会えずに死ぬ…それはない。
オレは自分の力で死ぬつもりはないんだから。
もし、誰にも会えずにこのオレが死ぬ事になるとしたならば…それは3日目の、タイムアップの時。
その時は向こうも死ぬのだから勝負はただのチキンレースになるだけだ。
まぁ、その辺りまでくればそんな悩みを感じることも無くなっているとは思うが。
「…跡部さん。」
思い、呟く目的の人の名前。
あの人はオレとの再会を喜ばないかもしれないが、こちらにはしなければならないことがある。
言わなくてはいけない言葉がある。やっておきたい事がある。
今、あの人の名前が放送で呼ばれるその前に。
「(なんとしても、跡部さん、オレは貴方に会いたい…いや、貴方でなくてはいけない。)」

「………そう、アンタじゃなくてな。」


言いながら森に埋もれる木々の中、その中のたった一本を直視し、武器である日本刀を構える。
「なめられては困りますよ。武器、下ろしてください。」
その場所に明確な音や動きはない。
しかし、古武術で鍛えた気配を読む能力はその程度じゃごまかせない。
そこにあるのは明らかな殺気。自分を油断なく見つめる誰かの「目」がそこにある。
「初心者のアンタと違ってコイツの扱いも慣れてるんでね…容赦しませんよ。」
「…………。」
沈黙。あくまでも見つかっていないとシラを切るつもりか。
まぁそこまでもある程度予想はしていたので、こんなとき用に懐に入れていた石を目的の場所に向かって投げる。
場所はあえているとおもう場所から外す。
「これはあくまでも威嚇攻撃です…バレてるの、自覚してもらえました。」
向かって問いかける。が、更に沈黙。
今度は本格的に一撃入れてやろうか。と日吉が思った直後、
たえきれなくなったのかクスクスと笑い声が辺りに響いた。

「ごめんごめん。降参するよ。」
「…。」
「冗談かと思って黙ってたけど…キミ、本気っぽそうだしね。」

声の方向はやはり日本刀が向かっていたその場所。
「っと!」
軽やかなステップで木を降りたその人は、木の葉のついたまっすぐ黒髪をぱたぱたと整えながらオレを見た。
追って長いハチマキが彼の身体をなぞるように降りてくる。
「今日はよく見つかるなぁ…観月といいキミといい…隠れ方が悪いのかな?」
ライトに照らされ、真っ先に目に付いたのは血に濡れたジャージ。
それだけで語らずともこの人が放送で言っていた『乗ったルドルフ生』の1人であることがわかる。
「…。」
厄介な人間と出くわした、とオレは湧き上がった冷や汗を見つからないようにそっと拭く。
気配に気づかなければ殺されていたかも、と思うとぞっとした。
「…また、ずいぶんと面白そうな事してるんですね。」
平静をよそって毒を吐く。
「クスクス、そりゃどーも。」
「…。」
「それともこれは皮肉として受け取るべきだったかな?」
「…。」
「えっと…確か、氷帝の人…だよね、君。」
「…急いでいるので。失礼します。」
踵を返し、不信感と不満感を多大に満たした声で返事してやる。
あいにく暇そうなアンタと違って、こっちには話をしている時間はねぇんだよ。
そもそも今のオレの格好はいつもの氷帝のジャージ。制服じゃあるまいし、氷帝だって事くらい一発で解るだろ。
それにルドルフは氷帝と一度会って負かしてやってるんだ。知らないはずが無い。
…いや、知っているからこそこうして嫌がらせをしているのか?
だとしたら性格が悪すぎる。

「…跡部、探してるの?」

意図せずとも思わず肩が揺れた。
「アタリかな?…”日吉くん”。」
そして、苛立から眉間のシワが増える。
「…名前を知ってるんだったら、わざわざ『氷帝の人?』なんて聞かないでください。」
「ふふ…ソッチの方が面白いじゃないか?」
「面白い?…どこがです。」
「銃、貸してあげようとおもって。」

「……はぁ?」
いらついていたとは言え、ここで素っ頓狂な声がでたのは、今日の最大の不覚だ。

「…何を考えてる。」
押されかけた状況。支配権を取り戻す為に意識を集中させる。
普通、乗らないって宣言している奴でもこんな殺傷力の強い武器をほいほい渡していいものじゃない。
しかしその馬鹿さも利用出来るのなら関係ないが、この人間は必ずしもそうとは思えない。
「クスクス、でもさ、君、よさ気だったから…なんとなく。」
しかしそれにも動じることなく目の前の人間は銃を取り出して見せつけるように振ってみせる。
「だって、こういうのは持つべき人間が持った方が面白いだろう?」
張り付いたような笑顔はピクリとも動かない。
「………。」
『その上でこの人は、この状況で一体何を考えているのか。』
考えながらも日吉はこの状況がとても危険な方向に進んでいるのをよく理解していた。
相手は銃を持っている。
そして、こちらの状況をよく理解している節の言葉を出している。
裏切りの可能性だってちゃんと考慮していて、こちらに対して支配権を得て上で挑発をしてくる。
その結果が日本刀を突きつけるという生死を握った状況にも関わらず追い詰められているのは自分だという事実。
食えない。呆れ半分怒り半分で睨みつけると流石に相手も驚いたのか、苦笑をしながらも手を上に上げた。

「…降参ですか。」
「いや、キミは簡単に人を信用してくれるタイプじゃないってわかったからね。
改めて『交渉したい』という意思表示を出した方がいいと思って。」

「殺せたら、その銃は君にあげるよ。殺すのに役立てて?弾は2発。それでボクを狙わないって約束でだけどね。
それに…ついでだから跡部の居場所も教えてあげようかな…とも思ったんだけど。」
「!…。」
「交渉してくれないかなぁ?」
例えなんであろうともくれるなら銃が欲しいのは確かだったし、部長の情報も欲しい。
「…また、あの人の策略ですか。」
―――しかし、話がうますぎる。
これもまた、あの聖ルドルフの頭がきれるマネージャー兼参謀のいう『シナリオ』という奴なのだろうか。
もしそうならばより慎重に動かなければ対策の対策をとられかねない。
「『あの人』…?観月のことかな、だとしたら違うよ。」
その反応に大げさに肩をすぼめて苦笑する。
「これは全部ボクの独断。…一応、観月にも”おススメ”したんだけどね。死ぬ物狂いで断られちゃったんだ。」
思い出したように笑みが深くなる。
「観月は素直じゃないから。」
楽しそうなその顔に血の気が引く。
生きる為には人を殺さなくてはいけない。
だから、生きようと努力する事=人を殺して銃を得る事に直結するだろう。それは間違いない。
でも、だからと言ってこの人物と契約していいのか。銃を得て…逆に殺される可能性はないのだろうか。
この様子からしてこの人は仲間すら襲うことに容赦しない。
かつて仲間であったマネージャーも危機を感じ、彼から離れることを決意したのか。
「……………。」
「まぁ、乗らないならここで殺り合うだけだけどさ。」
言って鉄の塊を取り出し、こちらへと突きつける。
それの細かいことは俺には分からなかったがどう見てもそれは本物の拳銃だ。
偽物などではない。


「で、どう?乗る?乗らない?」


最終警告。
乗る以外にこちらに選択肢がないとわかっていてあえて聞く、質の悪い意思の求め方。
「…のりますよ、ええ。」
構えた日本刀を鋭角に相手に突きつけたまま答える。
気圧されてはいけない。この人間の思惑に乗ってはいけない。
あくまでも自分はこの人間を利用してやるのだ。
「そう。」
言うとそいつは数歩後退り、銃を地面に落とした。
「とってすぐ殺されると困るからね、キミも武器を置いてくれないかなぁ?」
「…そちらが何もしない保証は?」
乗った人間が銃を捨てるんだ。当然他に武器となるものを持っているはずだ。
丸腰だからと油断せずに見つめる。
「このポーズで許してはもらえないのかな?」
上げていた両手を先よりもしっかりとあげる。手にはなにも持たれてはいない。
「それにもしボクが何かしたならばその銃で撃てばいいじゃないか?」
「…。」
「それに…キミもこんな所で無意味な問答を繰り広げるつもりはないでしょ?」
「………えぇ。そうさせてもらいます。」
日本刀をゆっくりと地面に下ろし、すぐに銃を手にとった。

そして、すぐに相手に向かって一撃を入れる。

「………………クスクス。」
しかし、こうなる事をあらかじめ予想していたのだろう。銃弾は近くの枝に当たりバサリと音をたてるに留まる。
元々狙って当てる気もなかったのでその結末には特に思い入れはない。
「…で、銃なんて提供して何をやらせるつもりですか。」
それより、と状況を把握して改めて向き直った。
重量と衝撃と破壊力。これは間違いなく本物の拳銃。
交渉のウマさからこれが空砲、ないし弾が入っていない可能性も考慮していたのだが…
どうやらこの人は本物のバカらしい。
「当然これを使った何かなんでしょう?」
「うん…ボクはね。合戦がみたいんだ。」
「!?」
自分に向けて撃ってきたオレを意にもかえさずハチマキが笑う。
何がそんなに面白いのか。オレには分からない。
「つまり、殺し合い。この銃を使って、誰かを殺してもらいたいんだよ。」

「………出来れば同じ学校の。」
そうか。だからオレか。

「部長と、その部長を最も尊敬してる次期部長の下克上…面白いだろう?
力があるなら、折角だしそういうのが見たいじゃないか。」
その顔が追い求めるのは純粋な興味。
どちらが強いのか。私情に左右されないのか。そしてどちらが生き残るのか。
気に入った虫を戦わせるようにこの人は同族を、人間を戦わせる。
「………………。」
『弾は2発』だと彼は言った。
先に1発撃ったため残りは1発。挑発的な態度はそれ故か。
ここで自分を狙って撃ったなら彼はどのような反応を示すのか見てみたくはある。
「クスクス…そんなにあからさまに反応したり、行動してると、獲物が信用してくれないよ?」
その思惑を表情で感じ取ったのかハチマキの表情が少し硬さを増す。
…がその感情表現法は相変わらずだ。
「別に信用なんか」
「信用は大事だよ?…いざとなった時に何より使えるものだからねぇ…?」
視線を身体のラインに沿ってなぞる。
確かにこの格好ならば信用されるものも信用されないだろう。
「まぁ、いいや。こんな事で時間を使うのもなんだしね。」



「…話を続けるよ。
 さっき見つけた跡部が別のところに行かないうちに話したいからね。」






【プログラム一日目 残り人数 29人】





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